歯科衛生士の新卒求人倍率は23.1倍(令和7年度)——就職する1人に対して23件の求人がある計算です。歯科衛生士は国家資格で母集団が限られ、求人を出して待つだけでは応募が集まりません。歯科医院の多くは院長が診療の合間に採用を回しており、人材紹介に頼めば1人あたり数十万円の手数料がかかります。
この突出した売り手市場のなかで、採用業務そのものを外部に委ねる選択肢が採用代行(RPO:Recruitment Process Outsourcing)です。
本記事では、歯科医院の採用に対応するRPOを比較し、選ぶときに見るべき3つの基準を、具体的なデータとともに解説します。結論から言えば、選ぶ基準は〈①歯科衛生士・歯科助手が集まる媒体を運用してもらえるか ②有料職業紹介の許可があるか ③料金の型と総額〉の3点です。医療・介護・福祉を横断して比べたい場合は、医療・介護の採用代行(RPO)11社比較|職種別の選び方【2026年版】もあわせてご覧ください。本記事は、そのうち歯科医院の採用に絞って深掘りするものです。
💡この記事の要点(TL;DR)
- 歯科の採用代行(RPO)とは: 求人媒体の運用・スカウト送信・応募者対応・面接調整といった歯科医院の採用実務を、外部の専門事業者に委託すること。人材紹介(成功報酬で候補者を紹介)とは費用構造が違う。
- 選ぶ基準は3つ: ①歯科衛生士・歯科助手が集まる媒体を運用してもらえるか ②有料職業紹介の許可があるか ③料金は月額固定か成果報酬か(最低契約で総額が変わる)。
- 本記事の掲載基準: 有料職業紹介事業の許可番号を公開情報で確認できた6社のみを掲載しています。歯科に特化した採用代行は数多くありますが、公式サイトや厚生労働省「人材サービス総合サイト」で許可番号を確認できなかったサービスは掲載を見送りました。これは許可の有無を判断したものではなく編集上の基準です。
歯科の採用代行(RPO)とは?なぜ今増えているのか
採用代行(RPO)とは、歯科向け求人媒体の運用・スカウト送信・応募者対応・面接日程の調整といった採用業務を、外部の専門事業者に委託することです。 歯科でRPOの利用が広がっているのは、人手不足が構造的に深刻化し、求人媒体に掲載して応募を待つだけでは歯科衛生士が集まらなくなっているためです。
採用代行(RPO)と歯科の人材紹介の違い
歯科医院の採用の外部委託には、大きく「採用代行(RPO)」と「人材紹介」の2つがあります。混同されがちですが、費用構造がまったく違います。
採用代行(RPO)は、求人媒体の運用やスカウト送信、応募者対応といった採用業務そのものを代行する仕組みです。費用は月額固定または成果報酬で、採用の決定権は常に医院側にあります。
人材紹介は、紹介会社が候補者を紹介し、採用が決まったときに成功報酬を払う仕組みです。手数料は理論年収の20〜35%が相場で、歯科衛生士でも数十万円にのぼることが一般的です。
観点 | 採用代行(RPO) | 人材紹介 | 自院で採用 |
費用の形式 | 月額固定 または 成果報酬 | 成功報酬(採用決定時・理論年収の20〜35%) | 媒体費、院内の人件費 |
向いているケース | 応募が来ない・専任の採用担当がいない医院 | すぐに人が欲しい・費用は決定時だけにしたい | 採用ノウハウと時間がある医院 |
採用代行でも有料職業紹介の許可が関係する
歯科の採用代行のなかでも、候補者に合わせた求人作成やスカウト文面の作成、スカウト送信などを行う場合は、有料職業紹介事業の許可(職業安定法30条)が関係します。定型的な事務の代行だけなら不要ですが、候補者選定やスカウトといったコンサルティング要素が入る業務には許可が必要になります。詳しくは記事後半の「選ぶ3つの基準」で解説します。法的要件の詳細は、【2026年版】RPO(採用代行)とは?費用相場・メリット・選び方の「有料職業紹介事業許可」の章でも解説しています。
なぜ歯科採用は「構造的に」難しいのか
歯科採用が難しいのは、とくに歯科衛生士が国家資格で母集団が限られるのに、歯科医院の数が多く需要が分散し、求人が求職者を大きく上回っているためです。 「人が足りない」だけでは説明できない、歯科ならではの事情があります。
歯科衛生士は求人が求職者を大きく上回る
歯科衛生士の採用は、全職種のなかでも突出した売り手市場です。新卒歯科衛生士の求人倍率は23.1倍(令和7年度、全国歯科衛生士教育協議会の資料)にのぼり、就職者に対する求人件数の倍率で見ても12.7倍という水準です。全職種平均の有効求人倍率が約1.2〜1.3倍であることを踏まえると、歯科衛生士1人を採るための競争が、いかに激しいかが分かります。
歯科衛生士は国家資格で、他業界や無資格の人を採って充てることができません。限られた資格保有者を歯科医院どうしで奪い合う構造で、求人を出して待つだけでは応募が発生しにくいのが現状です。
歯科医院はコンビニより多く、需要が分散する
歯科診療所は全国に約6.7万軒あり、これはコンビニエンスストア(約5.6万店)よりも多い数です。医院の数が多いぶん、限られた歯科衛生士・歯科助手をめぐる採用競争が地域のあちこちで同時に起き、需要が分散します。多くが院長ひとりで診療と経営を兼ねる小規模医院で、専任の採用担当を置けないことも、採用が後回しになりやすい一因です。
職種で採用方針が変わる
歯科医院の採用は、職種によって難しさと打ち手が変わります。
- 歯科衛生士:国家資格必須。最も採りにくく、専門媒体でのスカウトや、復職・潜在層への働きかけが要になります。歯科衛生士の転職の実態を詳しく知りたい場合は、歯科衛生士はなぜ転職するのか|潜在化の実態と離職理由【2026年版】をご参考ください。
- 歯科医師:常勤・非常勤や分院展開で必要人数が変わり、条件の合う人を探すスカウトの比重が高くなります。
- 歯科助手・受付:無資格でも採用できるため母集団は広い一方、応募が来たあとの対応と面接調整に手が回らないケースが多く、ボトルネックになりやすいです。
自院がどの職種を、いつまでに何人採りたいのかによって打ち手が変わってきます。
歯科向け採用代行(RPO)比較6社
歯科医院の採用に対応するRPO6社を紹介します。 まず全6社を一覧できる早見表を示し、続いて各社を個別に解説します。選ぶときに見ておきたい観点は〈対応媒体/どこまでの業務を代行するか/料金の形式/有料職業紹介の許可〉の4点です。
本記事の掲載基準有料職業紹介事業の許可番号を、各社の公開情報で確認できたサービスのみを掲載しています。歯科に特化した採用代行は数多くありますが、公式サイトや会社概要で許可番号を確認できなかったサービスは、今回は掲載を見送りました。これは許可の有無を判断したものではなく、「公開情報から確認できたかどうか」という編集上の基準です。
※料金・対応範囲は2026年7月時点の各社公開情報にもとづきます。契約前に各社へ最新条件をご確認ください。
歯科医院の採用に対応するRPO6社 早見表
# | サービス/運営法人 | 特化・汎用 | 対応媒体 | 料金の形式 | 業務内容 | 有料職業紹介許可 |
1 | プロリク/株式会社プロリク | 横断 | Indeed・ジョブメドレーなど | 初期費用0、成果報酬/月額固定 | 採用設計・採用コンテンツ制作・スカウト送信・求人改善・応募者対応・人材紹介会社管理・日程調整・生成AI活用支援 | 13-ユ-312237 |
2 | デンタルサポート/デンタルサポート株式会社 | 歯科特化 | 求人掲載代行(媒体の実名は非公開) | 非公開 | 求人掲載代行・スポット採用支援・人材紹介・採用ページ制作 | 12-ユ-300077 |
3 | crew’ve/株式会社crew’ve | 横断 | 媒体の実名は非公開 | 非公開 | 採用経路の見直し・求人媒体の運用管理を一括代行(書類選考・一次面接も代行) | 12-ユ-301244 |
4 | ネオキャリア 採用代行/株式会社ネオキャリア | 汎用(歯科対応) | マイナビ転職・doda・Indeed・ビズリーチ等幅広い媒体 | 月額固定(月35万〜) | 採用戦略立案・媒体選定と出稿・求人広告原稿作成・スカウト配信・選考/応募者対応・適性検査・内定連絡・面接業務代行 | 13-ユ-070309 |
5 | CASTER BIZ recruiting/株式会社キャスター | 汎用(歯科対応) | Wantedly・Green・ビズリーチ・LinkedIn等 | 月額(時間課金・月19.5万〜) | 戦略プランニング・ダイレクトリクルーティング・求人媒体運用・エージェント対応・応募者対応・採用広報・採用ピッチ資料の作成 | 45-ユ-300088 |
6 | まるごと人事/マルゴト株式会社 | 汎用(歯科対応) | 各種求人媒体 | 月額固定(要問合せ) | 採用戦略設計・媒体運用・スカウト・応募者対応・日程調整(面接以外を幅広く代行) | 01-ユ-300728 |
歯科・医療機関に対応するRPO
1. 株式会社プロリク|プロリク(AI活用の採用代行)
プロリクは、Indeedやジョブメドレーなどのスカウト媒体を運用する採用代行です。データにもとづく採用設計・スカウト送信・求人改善・応募者対応まで代行し、AIで業務を効率化します。医療・介護・福祉を含め、職種を問わず対応します。選考パイプライン(選考の各段階)の助言や採用広報ページの制作にも対応します。
- このような医院におすすめ:歯科衛生士や歯科助手の求人を出しても応募が集まらず、専任の採用担当者がいない歯科医院
- 料金:成果報酬(1名採用10万円・初期費用0円)または月額固定
- 対応媒体:Indeed、ジョブメドレーなど
- 対応業務:採用設計・採用コンテンツ制作・スカウト送信・求人改善・応募者対応・人材紹介会社管理・日程調整・採用領域における生成AI活用支援
- 有料職業紹介許可:13-ユ-312237
- サービスURL:https://rpo.prorec.biz/
2. デンタルサポート株式会社|デンタルサポート(歯科医院向け採用支援)
歯科医院向けの採用支援サービスです。求人掲載の代行、スポットでの採用支援、人材紹介、採用ページの制作まで、歯科医院の採用を幅広く支援します。歯科に特化しているため、歯科衛生士・歯科助手・受付の採用事情に通じている点が特徴です。
- このような医院におすすめ:歯科に特化した事業者に、求人掲載から採用ページ制作までまとめて任せたい歯科医院
- 料金:非公開(要問い合わせ)
- 対応媒体:求人掲載代行(媒体の実名は公開情報では非公開)
- 対応業務:求人掲載代行・スポット採用支援・人材紹介・採用ページ制作
- 有料職業紹介許可:12-ユ-300077(自社サイトには非掲示。厚生労働省「人材サービス総合サイト」で確認)
- サービスURL:https://dentalsupport.biz/support/recruitment/
3. 株式会社crew’ve|crew’ve
医療機関向けの採用支援サービスです。歯科医院を含む医療機関の採用ルートの見直しから求人媒体の運用までを代行し、応募者管理に加えて、状況に応じて書類選考や一次面接も代行します。部分委託やスポットでの支援にも対応します。
- このような医院におすすめ:採用の一部だけ、あるいはスポットで任せたい歯科医院
- 料金:非公開
- 対応媒体:採用ルート見直し・求人媒体運用(媒体の実名は非公開)
- 対応業務:採用ルートの見直し・求人媒体運用・応募者管理(状況に応じて書類選考・一次面接も代行)
- 有料職業紹介許可:12-ユ-301244
- サービスURL:https://crewve.jp/
汎用RPO(歯科医院の採用にも対応)
歯科特化ではありませんが、幅広い職種に対応し、歯科医院の採用にも使える汎用RPOです。対応媒体が一般の転職サイト中心で、歯科専門の媒体(グッピー・ジョブメドレー歯科・ファーストナビ歯科衛生士など)を扱わない場合がある点に注意してください。
4. 株式会社ネオキャリア|ネオキャリア 採用代行
幅広い職種に対応する大手の採用代行です。マイナビ転職・doda・Indeed・ビズリーチなど一般の転職サイトを運用し、応募者対応から面接代行まで対応します。
- このような医院におすすめ:歯科衛生士に限らず、複数職種をまとめて採用したい医療法人
- 料金:月額固定(月35万円〜/個別業務は月10万円〜)
- 対応媒体:マイナビ転職・エン転職・doda・Indeed・Green・ビズリーチ等
- 対応業務:媒体運用・応募者対応・面接日程調整(面接代行にも対応)
- 有料職業紹介許可:13-ユ-070309(プライバシーマーク)
- サービスURL:https://www.neo-career.co.jp/
5. 株式会社キャスター|CASTER BIZ recruiting
オンラインアシスタントを展開するキャスターの採用代行です。稼働時間に応じた月額プランで採用業務を代行します。対応媒体はWantedly・Green・ビズリーチなどが中心で、歯科専門媒体は扱わないため、歯科衛生士採用では対応可能な媒体を事前に確認してください。
- このような医院におすすめ:歯科職に限らず、稼働時間ベースで柔軟に採用支援を受けたい法人
- 料金:SMART 月19.5万円(30時間)〜/STANDARD 月40万円(70時間)ほか(税別)
- 対応媒体:Wantedly・Green・ビズリーチ・LinkedIn・LAPRAS・Findy等
- 対応業務:媒体運用・応募者対応・面接日程調整(面接の実施代行は確認できず)
- 有料職業紹介許可:45-ユ-300088(ISO27001・プライバシーマーク)
- サービスURL:https://recruiting.cast-er.com/
6. マルゴト株式会社|まるごと人事
幅広い職種に対応する月額制の採用代行です。フルリモートのチーム体制で、面接以外の採用業務を幅広く代行します。
- このような医院におすすめ:歯科職を含め、複数職種の採用実務をまとめて任せたい法人
- 料金:月額固定(プラン・金額は要問合せ)
- 対応媒体:各種求人媒体(歯科分野での実名媒体は公開情報では要確認)
- 対応業務:面接以外の採用業務を幅広く代行(戦略設計・媒体運用・スカウト・応募者対応)
- 有料職業紹介許可:01-ユ-300728
- サービスURL:https://marugotoinc.co.jp/
歯科採用でRPOを選ぶ3つの基準
歯科医院の採用のRPOで見るべき基準は3つ、〈①歯科衛生士・歯科助手が集まる媒体を運用してもらえるか ②有料職業紹介の許可があるか ③料金の型と総額〉です。歯科採用ならではのこの3点で見ると、自院に合うかどうかが判断できます。
① 歯科衛生士・歯科助手が集まる媒体を運用してもらえるか
最初に確認すべきは、自院が使う(使いたい)求人媒体を、そのRPOが運用できるかです。 歯科の採用は、一般の転職サイトだけでは母集団が集まりにくく、歯科専門の媒体が効きます。
歯科採用で使われる主な媒体には、グッピー・ジョブメドレー歯科・ファーストナビ歯科衛生士・デンタルスタッフドットコムなどがあります。これらは登録者に歯科衛生士・歯科助手が多く、一般媒体より母集団の質が合いやすいのが特徴です。汎用RPOのなかには、マイナビ転職やdodaなど一般の転職サイトが中心で、歯科専門媒体を扱わない場合があります。
② 有料職業紹介事業の許可があるか
依頼する業務の範囲とあわせて確認しておきたいのが、有料職業紹介事業の許可です。許可の名前からは人材紹介業だけに求められるものと思われがちですが、採用代行を営む上でも関係します。
職業安定法では、あらかじめ決められた求人原稿の掲載や、指示された面接日程の調整といった事務的な定型業務は許可不要です。一方で、歯科衛生士や歯科医師の候補者に合わせた求人作成やスカウト文面の作成、スカウト送信の代行、応募者のスクリーニング(応募者の絞り込み)など、コンサルティング要素が入る業務には、有料職業紹介事業の許可(30条)が必要になります。歯科採用ではスカウトの作成・送信や候補者の選定まで依頼することが多く、その場合はこの許可が関わってきます。
確認方法はいくつかあります。まず、各社がHPで有料職業紹介事業の許可番号(例:13-ユ-XXXXXX)を明示しているかを見る方法。また、厚生労働省の「人材サービス総合サイト」で社名を検索して許可の有無を調べることも可能です。
③ 料金の型と総額(最低契約に注意)
歯科採用のRPOの料金は、大きく「月額固定型」と「成果報酬型」に分かれます。どちらが得かは、採用したい人数と、決まるかどうかの見込みで変わります。
- 月額固定型は、採用数にかかわらず毎月一定額。継続的に複数名を採用するなら、1人あたりのコストを抑えやすい形です。ただし最低契約期間(3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月など)があり、採用が決まらなくても総額が発生します。
- 成果報酬型は、採用が決まったときだけ費用が発生。少数採用や、決まるか読めない場合に安全です。
比較するときは、月額だけでなく最低契約期間を含めた総額で見てください。あわせて、媒体費が別途かかるか(求人媒体の掲載料は医院負担が一般的)も確認しておくと、実際の支出を見誤りません。
歯科採用でRPOを導入する流れ
歯科医院の採用でRPOを導入するときは、次の順で進めるとスムーズです。
- 課題の整理:応募が来ないのか、応募はあるが対応が追いつかないのか、どの職種(歯科衛生士・歯科医師・歯科助手・受付)で不足しているのかを分ける。
- 依頼範囲の決定:媒体運用だけか、スカウト送信まで、あるいは一次面接まで任せるか。この範囲が、必要な許可(②の基準)と料金を左右します。
- 数社に問い合わせ:対応媒体・料金・最低契約期間・許可番号を確認し、比較表で並べる。
- 小さく始める:まず1媒体・1職種から委託し、応募数と対応品質を見てから範囲を広げる。
まとめ
歯科の採用は、求人を出せば応募が集まる市場ではありません。歯科衛生士の新卒求人倍率23.1倍という売り手市場では、候補者を探して直接アプローチする運用が欠かせず、その実務を担うのが採用代行(RPO)です。
選ぶときは、①歯科衛生士・歯科助手が集まる媒体を運用してもらえるか、②有料職業紹介の許可があるか、③料金の型と総額、の3点で見てください。特に②は、スカウトや候補者選定まで任せるなら関わる要件です。許可番号を公開情報で確認し、依頼したい業務の範囲とあわせて各社に確認するのが安全です。
著者について
宮前 貴史(株式会社プロリク )
大学卒業後、個人事業主として約5年半にわたり、BtoC・BtoB領域で営業から企画・運営までを一気通貫で経験。その後、ベンチャー企業にて就労移行支援事業所の支援員として、利用者の一般就労に向けた支援に携わる一方、採用担当として採用制度の設計にも従事。さらに、RPOサービスの立ち上げ責任者として、スカウト業務の仕組み化から実運用までを牽引した。
株式会社プロリク参画後は、福祉現場での支援経験と、営業・採用・RPO領域で培った実務経験を活かし、採用ターゲットの設計、スカウト文面の作成、候補者選定、運用改善など、複数法人の採用活動を支援している。
よくある質問(FAQ)
Q: 歯科の採用代行(RPO)の費用相場は?
月額固定型と成果報酬型があります。月額固定型は月5万〜35万円程度、成果報酬型は1名あたり10万円前後からが目安です。歯科衛生士の新卒求人倍率は23.1倍と採用競争が激しく、スカウト運用まで含む契約ほど費用が上がりやすい傾向があります。月額固定型は最低契約期間があるため、総額で比べてください。
Q: 採用代行と歯科の人材紹介は、どちらが安いですか?
人材紹介の手数料は理論年収の20〜35%で、歯科衛生士でも数十万円になるのが一般的です。採用代行の月額単価は数万円〜数十万円に抑えられ、複数名を採用できれば1人あたりは大きく下がります。一方で最低契約期間や媒体費もかかるため、合計費用で比較してください。
Q: 歯科衛生士の採用も頼めますか?採用するにはどうすればいいですか?
多くのRPOで対応しています。歯科衛生士は求人倍率23.1倍の売り手市場で、求人を出して待つだけでは動きにくいため、歯科専門媒体(グッピー・ファーストナビ歯科衛生士など)でのスカウト運用ができるかがポイントです。自院が使いたい媒体を運用できるか、比較表の「対応媒体」欄で確認してください。
Q: 歯科専門の求人媒体(グッピー等)の運用も任せられますか?
歯科・医療に対応するRPOであれば対応することが多いです。汎用RPOはマイナビ転職やdodaなど一般の転職サイトが中心で、歯科専門媒体を扱わない場合があります。使いたい媒体名を挙げて、運用が可能かを各社に尋ねるとよいです。
Q: 採用代行に有料職業紹介の許可は必要ですか?
求人原稿の掲載や面接日程の調整だけなら不要ですが、候補者に合わせたスカウト文面の作成や応募者のスクリーニングなど、コンサルティング要素を含む業務には、有料職業紹介事業の許可(職業安定法30条)が必要です。歯科特化の採用代行には、定型事務のみを担い許可を必要としない業態も多くあります。依頼したい業務の範囲とあわせて、各社に許可の有無を確認してください。
Q: 面接まで代行してもらえますか?
各社のサービスによって対応範囲が異なります。多くは「応募者対応・面接日程の調整まで」で、面接そのものは医院側が行います。一次面接まで代行するサービスもあります。対応範囲は比較表の「業務内容」欄で見分けられます。
Q: 分院を含む小規模な歯科医院でも導入できますか?
対応している事業者があります。院長が診療と採用を兼任している小規模医院ほど、応募者対応の遅れが課題になりやすく、RPOの効果が出やすい傾向があります。月額の低いプランや、成果報酬型から始める方法もあります。
Q: 成果報酬型と月額固定型は、どちらが向いていますか?
採用数の見込みで変わります。採用が少数、あるいは決まるか読めない場合は、決まるまで費用のかからない成果報酬型が安全です。継続的に複数名を採用する場合は、月額固定型のほうが1人あたりのコストを抑えられることがあります。最低契約期間を含めた総額で比べてください。
Q: 候補者の経歴などの個人情報は安全ですか?
歯科衛生士や歯科医師の資格・経歴といった機微な情報を外部に預けるため、秘密保持契約の締結と、社内の情報管理体制の確認は必須です。ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム、ISO27001)認証やプライバシーマークを取得している事業者は、情報管理の体制が整っている目安になります。